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「LPガスの知識③ガスの知識」
≪LPガスの種類≫
LPガスは、主にプロパンガスとブタンガスの2種類があります。
プロパンガス(化学式はC3H8)は、主に家庭用、工業用、自動車の燃料として使われています。
ブタンガス(化学式はC4H10)で最も身近なものとしてカセットコンロ、自動車やフォークリフトの燃料等が挙げられます。プロパンに比べて周りの温度が上昇するとガスの発生量が少なくなり、スイッチいっぱいにひねっても弱火になってしまうのが特徴の一つです。
≪青い炎≫
プロパンガスは、石油を冷やしたり圧力をかけて製造されます。常温でも液体です。液化石油ガスの呼び名の通りです。この液体が、使用時には体積にして250倍!に膨らんで気体のガスとして利用されます。家庭用ガス使用では圧力調整器を通して気温の変化に対応して一定の安全な圧力に保たれます。また、直接気体に点火するから「完全燃焼」して、青い炎が特徴的です。焚き火の炎が赤いのは「不完全燃焼」のせいです。「完全燃焼」すると高熱が発生します。赤い炎より青い炎の方が温度が高くなるわけです。ガソリン等の燃料に比べてプロパンが効率的なエネルギーと云われる理由です。
もしも使用中のガスの炎が赤、または黄色い場合は、空気不足で換気か、クリーニングが必要かもしれません。換気、クリーニングしても青くならない場合は、一旦火を止めて落ち着いてガス屋さんに連絡してください。「不完全燃焼」していると危険な一酸化炭素が発生しています。それに赤いと高温にならないから、同じ量のガスを使っても暖めに時間がかかり、経済的にも損してしまいます。
≪空気より重いプロパンガス≫
空気の分子量を29とすると、プロパンのそれは44、つまり44÷29≒1.5となります。比重が1より大きいプロパンは万一漏れると低い場所にたまる性質があります。もしも屋内でガス漏れが発生したら、慌てずに窓を開ける、風が通りにくい場合は箒で掃く、電気のスイッチには触らない(ONのスイッチをOFFにするのも危険です!着火する場合があります)、一切の火気を使わないで下さい。
逆に都市ガスに含まれるメタンは空気より軽いため、高い場所に溜まります。
万一のガス漏れの際はガスの性質を知って、とにかく慌てないで下さい。