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「お風呂の節水について」
私たちが一日で使う水の量、どれくらいかご存じですか？
ご家庭でひとりが1日に使う水の量は平均220リットル程度と言われています。
2リットルのペットボトルに換算するとなんと110本！その内訳は、
お風呂･･･40%、トイレ･･･22％、炊事･･･17％、洗濯･･･15％、洗面・その他･･･6％
です。ひとりの人が一日に飲む水の量が2リットルとすると、その40倍以上の水を
お風呂で使っていることになります。
節水を考えるとき、最も水が使われている場所の使用方法を工夫することが効率的と言えます。今回は「お風呂」でできる節水方法についてご紹介します。
- 使っていないときはシャワーをとめる
シャワーを１分間流し続けると約12リットルの水を消費します。これを10分間出しっぱなしにすると約120リットル。（2ℓペットボトル60本分）
逆に、1分間シャワーを止めることによって、約12リットルの水が節約できるのです。髪や体を洗っているときなどはなるべくシャワーを止めるよう心掛けるといいでしょう。
- お風呂を沸かしたときはシャワーを使わない
前述のとおり、シャワーは水をたくさん使います。髪や体を洗い流すときは浴槽のお湯をすくって流すといったようにすれば、シャワーを使わなくても済みますね。
- 節水シャワーヘッドを使用する
節水シャワーヘッドは、水圧を変えずに水量を約50％に節約することができます。ホームセンターでも手軽に手に入り、取り付けも簡単。専用工事はいりません、ご家庭でも容易に交換できます。
しかも、イオンの力で水の塩素を中和する効果もあるので、肌は髪に優しく美容にも役立ちます。
- 残り湯を活用する
一般的にお風呂に溜めるお湯の量は200リットルです。この量の水をただ捨ててしまうだけではもったいないので、他の場所で有効に利用できると良いですね。
・洗濯水として利用する
洗濯機で使用する水の量は、4人家族で一回につき約60リットルもの水を使用します。残り湯の利用方法としては最もポピュラーです。残り湯で洗濯をすることに抵抗のある方は、「洗い」のみで使用し、「すすぎ」は新鮮な水を使うという方法もあります。
・洗車用の水や、花壇・お庭への撒き水に利用する
お庭で使用する水の量もばかにできません。車の洗車、花への水やり、お掃除等々。お風呂からバケツですくって移動するのが大変な場合は、ポンプ式のホースを使えば簡単に行えます。
少しの工夫でできる節水術。小さなことでも積み重なれば大きな効果をもたらします。夏は特に水をよく使う時期ですので、ぜひ参考にしてみてください。
